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大分高専の音楽祭に掲載した手紙


 

じゅうじゅう亭 明野店の店長です。

 

明日、11月3日土曜日に『大分高専の音楽祭』が開催されます。

 

日付:11月3日㈯

時間:14時30分~19:00

場所:大分高専 第一体育館

※入場無料

 

 

昨年の音楽祭パンフレットに当店スタッフ宛への手紙を書いて掲載しました。

 

 

 

大分高専・専攻科 

 

H・T 君へ

 

就職の内定、おめでとうございます。

 

当店の求人にインターネットから応募してくれましたが、連絡先にお父さんの電話番号を記入していましたね。

 

こちらから折り返しの電話をした時に年配の方が電話に出られてビックリしました。

 

電話番号を間違ったと思い切ろうとしたら、「息子に何か用ですか?」と電話先から言われた時に始めて君のお父さんの番号だと理解できました。

 

君の電話番号を改めてお父さんから聞いて、今現在に至ります。

 

 

少し天然なところもありますが、仕事に関しては責任感が強く、スタッフからも頼りにされ、そして誰からも愛され憎めないのが君の良いところだと思います。

 

学生時代の貴重な時間をじゅうじゅう亭明野店で過ごしていただき、本当にありがとうございました。

 

卒業まで残りわずかになりましたが、これからもよろしくお願いします。

 

じゅうじゅう亭明野店 スタッフ一同

 

2017年11月3日

 

 

 

感動的な内容ですね。

 

スタッフ一同の思いが込めてあります。

 

 

翌日、彼が出勤して来ました。

 

店長は彼が

 

「ありがとうございます。感動しました。(*^▽^*)」

 

と言いてくれるかな・・・と思いながら期待して待っていましたが

 

「おはようございます。」

 

と言って、普通に着替え始めました。

 

 

着替え終わって、勤務を開始したので、そろそろ言うかな~とワクワクしながら待っていましたが、彼は何も言いません。

 

しびれを切らした店長が

 

「音楽祭のパンフレット見てくれた?(*´▽`*)」

 

と聞くと、彼は

 

「見ましたけど、わざわざ、あそこに書く必要はないですよね。( ̄д ̄)」

 

と冷静に言われました。

 

 

本当にショックです(T_T)

 

 

あれ、本当は高専の先生から反対されました。

 

でも、今回だけと先生に直接お願いして掲載しました。

 

小さな親切、大きなお世話といったところでしょうか・・・。

 

 

その話を主婦のスタッフに泣きながら伝えると

 

「今度、私がちゃんと聞いといてあげるから。」

 

と言われたので、お願いしました。

 

 

結果、彼の本心は

 

『うれしさ半分、恥ずかしさ半分』と言っていたそうです。

 

学校の友達に冷やかされたのが、恥ずかしかったみたいです。

 

恥ずかしいのはしょうがないですね、年頃の子ですから・・・。

 

あれを見て一番喜んだのは、ご両親ということでした。

 

彼が退職する時、わざわざお父さんが来店され

 

「息子が本当にお世話になりました。温かいお手紙ありがとうございました。」

 

と言われました。

 

彼の家族にとって良い思い出になって良かったです。

 

 

余談ですが、今年は音楽祭の広告掲載にお声が掛かりませんでした。

 

恐らく、この手紙のせいでしょうね・・・。

 

 

スタッフ「高専の先生に、なんて反対されたんですか?( ̄д ̄)」

 

店長「学校のパンフレットに個人的な事を書いてはいけません!!」

 

 

 

 

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